東京都は、2021年3月30日に「Digital Innovation City(DIC)協議会」の設立を発表しました。東京都は、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向け、ベイエリアを先行実施エリアと位置づけ、5Gと先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装を目指すそうです。
東京都の発表と報道では、
■目的
DIC協議会は、臨海副都心に関わる団体等が連携し、臨海副都心における「デジタルテクノロジーの実装」及び「スタートアップの集積」を推進するDigital Innovation Cityの実現に向けて協議することを目的とし、設立する。
■協議会構成員
東京都
エリアマネジメント
研究機関
地元企業・地元団体
とされており、報道では、森ビル、フジテレビなどの企業、都立産業技術研究センター、東京臨海副都心まちづくり協議会の名前が挙がっています。
【「未来の東京」戦略ビジョン事業】
本件は、「『未来の東京』戦略ビジョン」を推進する先導的事業としています。
ビジョン12 スマート東京 戦略10 スマート東京・TOKYO Data Highway戦略
東京都の発表は、こちら
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/03/30/06.html
スタートアップの集積というと、同じ目的を掲げた豊洲市場隣接のオフィスビル「メブスク豊洲」と豊洲駅近くの三菱地所の「豊洲4-2街区開発計画」もスタートアップの集積を狙っていますので、同じ流れでしょうか。
<メブスク豊洲の情報はこちら>
<豊洲4-2街区開発計画の情報はこちら>
東京都では、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向け、先端技術等を活用した分野横断的なサービスの都市実装を目指しています。 この取組を推進していくため、都内のデータや先端技術が集積するエリアにおいて、地域に密着したリアルタイムデータ・AI等を活用した複数分野のサービス展開のモデルを構築するための3件のプロジェクトを選定し、社会実装モデルの構築に向けた検討を進めています。
その4つが、
■大手町・丸の内・有楽町
■竹芝
■豊洲
■西新宿
となっています。
最近は、東京都の政策で、東京ベイeSGプロジェクトなど、湾岸エリアが重点エリアに挙がることが多く、楽しみなプロジェクトが多いです。
東京ベイeSGプロジェクトは、こちら
東京ベイeSGプロジェクトでは、3月16日・17日に有識者ヒアリングも行われ、未来の東京戦略の目玉プロジェクトとして、推進されていきますので、どの様な成果が出るか、楽しみです。
引き続き、湾岸エリアのデジタルの取り組みに注目していきたいと思います。