2021年の湾岸エリアのシナリオを予想してみます！！2021年湾岸エリアの開発計画のまとめと共に
- 湾岸の未来を創る会 事務局
- 2020-12-30
今年も残すところ、本日を含めて、あと2日となりました。
2020年は、新型コロナウィルスに翻弄された一年でしたが、年の瀬に際して、2021年の湾岸エリアのシナリオを湾岸エリアの開発やイベントとともに予想してみたいと思います。
この写真は、TOP画面にも使用していますが、写真家のYukinori Hasumi氏より提供を頂いた写真です。湾岸エリアを象徴するららぽーと豊洲や高層ビルに向かって、運河の中を明るい方向に進む画は、湾岸エリアの明るい未来を象徴している様な気がしています。
2021年が、皆さまにとって、そんな明るい年になって欲しいと祈念しております。
さて、2021年も新型コロナウィルスは、大きな影響を与えます。
新型コロナウィルスは、今まさに第三波のさなかで、ピークが見えていない状況にあります。医学的な見解は、医師の方にお任せするとして、ここでは湾岸エリアに与える影響に絞っていきたいと思います。
■新型コロナウィルスのフェーズ
経済活動の観点では、下記の4つのフェーズが言われています。
| ビフォーコロナ | インコロナ | ウィズコロナ | アフターコロナ | |
| 時期 | 2019年以前 | 2020年3～5月 | 2020年6月 ～2年くらい？ | 2023年以降？ |
| 状態 | コロナ影響なし | 未知のウィルスで対策が見えず | 対策が見えつつあり、ワクチンを接種し始める | コロナが終息 |
| 行動 | – | 対策が分からず、恐怖から都市封鎖 | 3密対策と経済活動を両立 | ？？ |
2021年は、アフターコロナのニーズを想像しつつ、ワクチンの効用を確かめる分岐点の年になると思います。果たして、
- アフターコロナも在宅勤務と出勤併用が継続するのか？
- オンライン化が一気に進むのか？
- 飲食店にお客さんは戻ってくるのか？
- 旅行や帰省は、いつから可能となるのか？
まだまだ先が見えないことが多くありますが、私たちは「知る」ことで、多くの対策を講じて来ました。新型コロナウィルスも人との接触を避ける新しい生活様式が有効であることや、その致死率や症状を知り、その対策が見えつつあります。
ただ、足下の私たちの生活や経済への影響は大きくなっています。下記は、内閣府が提供しているV-RESASによる「飲食店の閲覧件数」の前年比の推移です。12月度は、クリスマスや忘年会シーズンで、一年の最も活況な時期ですが、前年比△50％程度で推移しており、経営に深刻なダメージを受けています。美味しいお店、馴染みのお店を応援したいと思います。
同サイトは、内閣府が
地方公共団体や金融機関、商工団体等の皆様が、新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響を適時適切に把握することで、観光関連施設や生活基盤等の地域資源を維持し、感染症拡大の収束後に地域経済を再活性化させていくための施策の立案、遂行及び改善するため
引用：内閣府V-RESAS
に用意したものですが、普段のTVのワイドショーの情報とは異なった、正しい数値が見られますので、興味がある方はぜひ、ご覧ください。
■湾岸エリアの2021年を展望する重要な要素
湾岸エリアの2021年を展望する際に、重要な要素としては、
・東京オリンピックは、開催されるのか？
・引き続き、湾岸エリアの開発は継続されるのか？
がありますので、それらを踏まえて、３つのシナリオを予想してみました。
東京2020オリンピック競技大会では、史上最多の33競技・339種目が42の競技会場で開催されます。
開会式：7月23日（金）
閉会式：8月8日（日）
となっております。特に湾岸エリアは、晴海の選手村、東京ビッグサイトの報道センター、有明アリーナ等の多くのオリンピック競技会場が集中するエリアとなります。
■良い：東京オリンピックが新型コロナウィルス終息の記念大会として、世界にアピールする場に
新型コロナウィルスのワクチンは、2月頃より接種開始され、それが劇的に効用を発揮し、新型コロナウィルスは急速に終息に向かった。
7月に開催された東京オリンピックでは、日本選手の大活躍と併せて、日本のおもてなし精神や和食、清潔な生活様式が世界に絶賛された。
11月には、外国人観光客の受け入れも開始され、東京オリンピックを見た海外からの観光客がたくさん訪れる様になり、ビフォーコロナの訪日外国人数への回復も見えつつある。
12月には、経済回復の起爆剤として、都心・臨海地下鉄新線が決まった。
■中間：東京オリンピックは無観客で開催され、新しい生活様式が進化へ
新型コロナウィルスのワクチンは、2月頃より接種開始されるものの、まずは、医療従事者より開始され、8月段階で既往症がある人になり、12月時点でも全国の接種率は60％に留まる状況であった。また、副作用への懸念からワクチン接種を希望しない人も20％程度いるため、まだ、終息が見えない状況が続いている。
東京オリンピックは、3月に開催是否について、大きな議論を呼ぶものの、「選手フォースト」を掲げ、無観客での開催が決定された。全世界に中継され、映像技術が駆使され、新たなスポーツ観戦の楽しみ方が作られた。
新型コロナウィルスによる景気低迷があるものの、政府による財政出動もあり、株価や不動産価格に大きな影響はない状態が継続している。
■悪い：東京オリンピックは中止、不動産価格も暴落へ
2020年11月からのコロナ第三波は、更に加速し、2月には東京の新規感染者数は3,000人を超え、オーバーシュートといった状況を迎え、3月に東京オリンピックの中止決定、二度目の緊急事態宣言が発令された。緊急事態宣言は5月末まで継続し、景気は更に悪化したものの、国の財政余力は乏しく、助成金等のセーフティーネットは拡充されなかった。その為、企業の業績悪化に歯止めが掛からず、雇用不安が深刻化した。
景気悪化から新規投資が中止、凍結され、不動産市場においてもオフィス・ホテル需要の悪化だけでなく、住居用不動産においても収入悪化に伴う需要減少で、不動産価格が暴落した。特にタワーマンションは、たくさんの人が住むことによる感染懸念から、不動産価格の下落を最も大きく受けることになった。
※本予測は、あくまでも当方の勝手なシナリオに基づく予測であり、2021年を展望するに当り、皆さまの検討の材料にして頂くものです。ですので、本予測により、何らかの行動を促すものではなく、本予測により、当方は一切の責任を負いかねます。
いかがでしたでしょうか？皆さんは、いかがお考えですか？私個人は、「良い」と「中間」の間くらいかな？と推測しております。きっと明るくなるはずと信じています。
それでは、湾岸エリアの2021年の予定をご紹介いたします。
■東京オリンピック・パラリンピック
時期：オリンピック7月21日～8月8日、パラリンピック8月24日～9月5日
私は、東京オリンピックのチケットを既に購入済みなので、必ず開催されると信じています。どういう形であれ、全世界のオリンピックを目指す選手が、存分の力を発揮できる大会となることを祈念しています。
■メブスク豊洲・ラビスタ東京ベイ
時期：9月開業
豊洲市場に隣接する清水建設の自社ビルのメブスク豊洲および共立メンテナンスが運営するラビスタが9月に開業予定です。
詳しくは、こちら
TOYOSU SMART CITY
■有明四季劇場
時期：9月予定
2020年6月にオープンした有明ガーデンに劇団四季の新たな専用劇場「有明四季劇場」が誕生します。オープニング作品として、ディズニーミュージカル『ライオンキング』が上演予定です。
https://www.shiki.jp/theatres/ariake/
■豊洲ベイサイドクロスB棟「SMBC豊洲ビル」の稼働
時期：4月
ＳＭＢＣグループのキャッシュレス決済戦略の推進に向けた新たな体制整備として、三井住友カードの本社が豊洲ベイサイドクロスB棟に引っ越してきます。
三井住友銀行のニュースリリースはこちら
https://www.smbc.co.jp/news/pdf/j20180928_02.pdf
■月島MID TOWER GRANDの入居
時期：3月
月島の503戸の大型マンション「MID TOWER GRAND」が2021年3月より入居予定です。ようこそ、湾岸エリアへ。
MID TOWER GRANDの物件情報は、のらえもんさんのブログが詳しいです。
■有明のBrillia Tower 有明 MID CROSSの入居
時期：11月
有明の300戸の大型マンション「Brillia Tower 有明 MID CROSS」が2021年11月より入居予定です。ようこそ、湾岸エリアへ。
公式HPは、こちら
https://www.ariake-mid.jp/outline/index.html
■豊洲の肉のイチムラビル建て替え
時期：12月
豊洲4丁目のパティスリーSAKURAの隣の肉のイチムラのビル建て替えの完了が12月となっています。
他にも楽しみな開発があると思いますので、不足している情報は、ぜひ、教えてくださいね。