• 東京湾岸エリアの未来を皆で創ろう

湾岸民待望の都心部・臨海地域地下鉄構想や有楽町線延伸(豊洲~住吉)について、「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」で2021年7月頃に方向性が見えそうです

湾岸エリアにお住まい・お勤めの方の関心事である2つの地下鉄新線計画「都心部・臨海地域地下鉄構想」と「東京8号線(有楽町線)の延伸(豊洲~住吉)」ですが、現在、国土交通省の「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」で審議されており、6月頃に答申(素案)、7月頃に答申される予定です。

■経緯

時期内容
2016年4月国土交通省交通政策審議会にて、「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」が答申され、24のプロジェクトが提案される 答申はこちら https://www.mlit.go.jp/common/001139305.pdf  
東京メトロは、「今後は新線建設を行わない方針」とし、中々、議論が進まず
2021年1月国土交通省に「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」が設置される

【東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会について】

■設置目的

同小委員会は、東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等について調査審議する。

■スケジュール

全5回の予定で、2021年6月に「答申(素案)」が、7月に「答申(案)」が審議されます。

出典:国土交通省

それで、第3回が2021年4月2日に開催されましたが、資料が公開されました。

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s304_tokyochikatetsunetwork.html

論点としては、3つ挙げられています。

  1. 今後の地下鉄ネットワークのあり方について
  2. 東京圏の地下鉄ネットワークにおける東京メトロの役割について
  3. 東京メトロの役割を踏まえた株式売却のあり方について

とされています。

「1.今後の地下鉄ネットワークのあり方について」ですが、議論の対象となる路線は、3つに絞られています。

①東京8号線(有楽町線)延伸

②都心部・品川地下鉄構想

③都心部・臨海地域地下鉄構想

3つのプロジェクトを評価すると、

 総合評価費用便益比※検討熟度メトロ姿勢
①有楽町延伸2.6~3.0
②品川地下鉄2.5~3.1
③臨海地下鉄不明×

※費用便益比は、公共事業の効果を金銭に置き換えて、その妥当性を評価するための指標をいいます。ある事業において、「要した費用の総計」に対する「発生した便益の総計」の比率(一定期間の総便益額を総費用で割った値)であり、その値が1以上であれば、総便益が総費用より大きいことから、その事業は妥当なものと評価されます。

①東京8号線(有楽町)延伸

出典:江東区
出典:国土交通省
出典:国土交通省

この審議内容を見る限り、大きく前進していることが伺えます。新型コロナウィルスの影響で、鉄道利用者が減少していることを懸念していましたが、実現する日も近くなって来たようです。

③都心部・臨海地域地下鉄

出典:国土交通省

東京都は、

〇首都東京と首都圏、国内の各都市や世界とをつなぎ、人の交流を広域的なものへと飛躍させることで首都圏全体のポテンシャルの向上に資する。

○区部中心部と臨海部が一体的な地域として認識され、各地区のポテンシャルの向上に資する。

○更なる民間投資の誘発・新たな需要の創出につなげるため、事業化に向けた路線への位置付けを行い、事業計画の検討を加速させる必要。

と前のめりではありますが、

東京メトロは、「自社ネットワークと関連性がないとの考え」と乗り気ではありません。残念です。

「事業性の確保に向けて、都心部・臨海地域地下鉄構想と常磐新線延伸を一体で整備し、常磐新線との直通運転化等を含めた事業計画について、検討が行われることを期待。」とありますので、常磐新線との接続を検討する必要があるので、まだ時間が掛かりそうです。

ただ、地下鉄新線の3つのうち、2つを湾岸エリアが占めており、大変楽しみな状況なので、7月の答申を待ちたいと思います。