“湾岸のariakeさん”からお声がけを頂き、東京BRT株式会社から4名の方、そして、湾岸地区からは勝どき・晴海・有明・豊洲にお住いの方々が13名で、湾岸エリアの某マンションで意見交換会に参加致しましたので、その様子と東京BRTの将来の可能性について、お伝えいたします。
湾岸のariakeさん
一緒に参加された湾岸naviさんは、スピードで記事にされており、下記になります。
それにしても、記事にするのが早い!!
当日は、2時間の意見交換会でしたが、オフレコの話ありとこの場でどこまで記事にして良いか分からない点もありますので、主な意見と東京BRTの概要および今後の期待について、お伝えしたいと思います。
【主な意見】
・まだまだ地元への浸透度が低いためか、当初見込んでいた乗降客数に到達していない。
・都営バスではなく、民間のしかも、千葉の京成バスが手を挙げて、湾岸エリアに進出したことが大きな意義があり、当社としても湾岸エリアの地元の方に利用いただけるように努力していきたい。
・湾岸エリアは、湾岸エリア内での周遊も多いので、勝どき・晴海~ららぽーと~有明ガーデンの周遊などもあると使い勝手が向上する。
・まだ東京BRTの停留所がどこにあるか分からない人もいる。
・マンションを買う時に、東京BRTが出来ると説明を受けたので、期待している。
など、様々な意見がありました。(ここでは書けない意見もたくさん。。。)
バスのペーパークラストも頂きました。ありがとうございます。
【東京BRTとは?】 まずは、まだまだ東京BRTが湾岸エリアの方に浸透していないこともあるので、東京BRTをご紹介いたします。
東京BRTのプロモーション動画です。
■2020年10月1日プレ運行(一次)開始
東京の臨海地域における交通需要の増加に速やかに対応し、地域の発展を支える新しい公共交通機関として、都心と臨海地域とを結ぶBRTを開始しました。
BRTとは「Bus Rapid Transit」(バス高速輸送システム)の略です。連節バスの採用、走行空間の整備等により、路面電車と比較して遜色のない輸送力と機能を有し、定時性・速達性を確保した、バスをベースとした交通システムを指します。
■現在のルート
現在は、プレ運行(一次)となり、晴海~勝どき~新橋~虎ノ門のルートのみとなっています。
停留所は、4箇所のみで、晴海、勝どき、新橋、虎ノ門となり、止まる箇所が少ないことから、速達性・定時性が期待されています。
■晴海BRTターミナル
場所は、ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンスやパークタワー晴海の近くになります。
■勝どきBRT
Kachidoki The Towerの近くになります。
■新橋
日テレプラザ、汐留シティセンター、カレッタ汐留、パナソニック汐留美術館の近くとなります。
■虎ノ門ヒルズ
虎ノ門ヒルズになります。
虎ノ門ヒルズには、虎ノ門横丁というオシャレスポットがありますので、虎ノ門横丁のお帰りは、東京BRTを利用すると便利ですね。
https://www.toranomonhills.com/toranomonyokocho/
ここからは、東京BRTの将来への期待も記載したいと思います。
東京BRTの特徴としては、バスに比べて、高い速達性・定時性を期待されています。これは、停留所の数を減らし、運賃収受の工夫や、公共車両優先システム(PTPS)の導入など公共交通優先施策の導入により、実現を目指しています。バスの弱点であり、輸送能力や早さ・定時性をクリアしようとするものです。
ただ、現実はまだ朝・夕の渋滞する時間帯は課題があるようです。
私自身は、まだプレ運行(一次)なので、温かく応援していきたいと思います。東京BRTに期待していることとしては、先進的な、「排ガス0」や「自動運転」の取り組みに東京BRTや湾岸エリアが適していると思うものです。
自動車業界は、CASE(Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス/シェアリングのみを指す場合もある)、Electric(電気自動車)の頭文字)が次世代技術として大きな注目を集めていますが、それと湾岸エリアは、相性が良いと考えています。自動車の課題としては、「交通事故」と「排ガスによる大気汚染」でしたので、CASEでその課題解決が進むと思います。
■排ガス0(ゼロ)
Eは、電気ですが、目的は排ガス0ですので、水素も目的は同じになります。東京BRTのバス車両には、トヨタ自動車の水素自動車SORAが使用されています。水素自動車の特徴としては、
・ガソリンを一切使用せず、水素と酸素を化学反応させ生まれた電力で走行するため、CO2削減ができる。
・通常のバスに比べて、エンジンの振動が少ないため、揺れや振動音が少なく快適です。
・水素自動車は、水しか出ませんので、いわゆるディーゼルの臭いがしません。
と利点が多くあります。
また、この水素自動車が湾岸エリアに適している理由が、湾岸エリアには、水素ステーションが多くあるためです。
現時点で、東京晴海水素ステーション、豊洲水素ステーション、イワタニ水素ステーション東京有明の3ヶ所あり、更にHARUMI FLAG内にも設置予定です。水素自動車のデメリットは、まだまだ水素ステーションの数が足りないところですが、バスは路線が決められているため、距離からいつ水素補給すべきか予定が立てられるため、相性が良いと思います。
■自動運転
東京BRTでは、11月に「バスの正着制御実証実験」を行いました。
まだまだ、停車時においても、「暗いと正しく、線が読み込めない」、「飛び出した人を即時検知し辛い」等の課題がある様ですが、今後に大いに期待したいです。
湾岸エリアは道路が広い、近隣にIT会社も多い(NTTデータ、TISインテック、SCSK、日本ユニシスと国内SIer大手10社中4社が豊洲に本社または東京本部がある)ため、今後、大いに期待できると思います。
2021年秋に開業する豊洲市場隣接のメブスク豊洲(清水建設のビル)でも、東京BRTは重要な公共交通機関と位置付けられ、豊洲スマートシティの実践となります。下記は豊洲スマートシティのイメージ動画ですが、カラフルなバス車両が東京BRTになります。
今後も東京BRTの取り組みを応援していきたいと思います。
豊洲市場仲卸の方とクラウドファンディングを行っています。こちらもぜひ、応援をお願いいたします。
https://www.makuake.com/project/wangan2020/
【湾岸のariake】有明【ありあけ】ましておめでとうございます!! | 湾岸の未来2021-01-02 15:37 /
[…] 東京BRTの方と意見交換会に参加して来ました!! […]