• 東京湾岸エリアの未来を皆で創ろう

Digital Innovation City協議会が、臨海副都心でイベント・実証実験事業を行います

東京都は、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、質の高い生活を送る「スマート東京」の実現を目指しており、ベイエリアは先行実施エリアの一つとなっています。

臨海副都心では、「デジタルテクノロジーの実装」と「スタートアップの集積」を推進する「ベイエリアDigital Innovation City」(DIC)に向けた取組を進める予定です。

それに向けて、2021年3月にDigital Innovation City協議会を設立し、2021年12月から、臨海副都心でイベント等に活用する先端技術の実証実験を行いますので、ご紹介いたします。

■Digital Innovation City(DIC)協議会とは?

Digital Innovation City協議会は、東京都(港湾局)、エリアマネジメント、研究機関、地元企業といった臨海副都心に関わる団体等が連携し、臨海副都心における「デジタルテクノロジーの実装」及び「スタートアップの集積」を推進するDigital Innovation City(以下「DIC」という。)の実現に向けて協議することを目的としています。

■構成員

株式会社フジテレビジョン

森ビル株式会社

株式会社東京臨海ホールディングス

一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会

東京都立産業技術研究センター

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 臨海副都心センター

国立研究開発法人科学技術振興機構 日本科学未来館

東京都港湾局臨海開発部

純粋な民間企業がフジテレビと森ビルだけなのが、寂しい感じです。ただ、事務局でNTTデータ経営研究所が出ていますので、これから増えるということでしょうか。

■エリア

対象エリアとしては、台場、青海、有明となっています。

豊洲には、NTTデータや日本ユニシス、TISインテック、SCSKなどの本社があるので、豊洲は入らないのかな?と思いました。

既に2回、協議会が開催されていますので、その中から気になった資料を共有致します。

組織

出展:Digital Innovation City

協議会の下に、具体的なテーマのプロジェクトチームが出来る様です。

具体的には、「ライブ・エンタメ」、「モビリティ・物流」、「環境」、「防災・防犯」の4つを予定しています。

■2021年の取り組み

出展:Digital Innovation City

初年度ですが、「先端技術を活用したイベントや実証実験」、「自動運転技術」、「5Gなど通信環境整備やスタートアップ企業等を支援」と具体的な記述もありますので、期待したいです。

■青梅地区のSWOT分析

出展:Digital Innovation City

SWOT分析した地区は、青梅地区のみでしたので、まずは青梅地区から着手するようです。

■スケジュール

出展:Digital Innovation City

HPが開設され、Facebookのアカウントも出来ていました。

https://tokyo-dic.jp/

■プロジェクトチーム

出展:Digital Innovation City

PTは、「ライブ・エンタメPT」と「モビリティ・物流PT」が具体的に進んでいる様です。

ライブ・エンタメとしては、既に「臨海副都心でイベント等に活用する先端技術の実証実験企画」が募集されています。

具体的には、以下の2つを募集しています。

(A)臨海副都心現地における様々なイベント等の体験価値を向上させるサービス・技術の実証実験

(B)バーチャル空間における遠隔視聴を通じて、エリアのイベント等の来訪意欲の増進につなげるサービス・技術の実証実験

出展:Digital Innovation City
出展:Digital Innovation City

お台場・青海地区は、外国人観光客の減少で厳しいエリアとなっていますので、新しくデジタルで活性化していくと良いですね。期待したい取り組みです。