新型コロナウイルスの感染拡大は、経済活動に大きな影響を与えましたが、業種・業界ごとにその影響に大きな差が出ています。政府は、その影響を緩和するために、様々な補助事業等を行っておりますが、「本当に必要な人に届いていない」という声も聞こえます。その一つが、コロナで最もマイナス影響を受けた飲食事業者に対して、休業補償があるものの、業態転換や経営基盤強化の補助金が届かないというものがあります。
理由は様々(申請書が複雑で事業者が理解できない、そもそも知らない等)ですが、その反省を踏まえて、今回、(公財)東京都中小企業振興公社が、東京都内の飲食事業者向け助成金を追加募集しますので、ご紹介いたします。
湾岸エリアの飲食店は、他の地域に比べて、居住人口が増加していることから、閉店等は少ないものの、それでもチラホラ空き店舗があります。少しでも湾岸エリアの飲食店の方が、前向きな投資資金の助成金を知る機会となればと思い、ご紹介いたします。
■対象者
東京都内で飲食業を営む中小事業者(個人事業主を含む)
■支援内容
①専門家派遣
最大2回
②助成金支援
助成限度額:200万円
助成率:3分の2以内
助成対象経費:「厨房機器等購入費」、「広告宣伝費」、「マーケティング調査費」、「システム導入費」、「厨房等工事費」
例えば、
厨房で使用する業務用シンク、調理台、食洗機
注文受付・支払等に使用するタブレット
販路開拓・顧客獲得を目的とした広告等の制作・掲載・配布等
効果的な店舗の運用・販売促進等を行うために必要な周辺環境の調査にかかる経費
POSシステム等のソフトウェア
事業の本格稼働・生産性の向上等に必要な厨房・店舗等工事費
などが、対象経費となりますので、この助成金を活用して、本格稼働に備えて、生産性向上を図ることが可能です。
■申込
12月20日(月)から追加募集。下記から申込となります。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/inshoku-kyoka.html
第1回は、11月22日から募集となりましたが、大変好評で250社の定員に達したため、今回追加募集となったそうです。今回も早期に定員に達する可能性がありますので、希望する方は、早めに申込をお願い致します。
少しでも、困っている湾岸エリアの飲食店に届けばと思い、記事に致しました。